村田諒太 ゴロフキン戦実現へ強敵からV2だ 米で「ネームバリュー上げる」

 WBA世界ミドル級王者の村田諒太(32)=帝拳=が7日、都内のジムで4月の初防衛後の練習を再開した。年末に東京ドームでの開催が浮上している3団体統一世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36)=カザフスタン=戦の実現につなげるため、米国での開催が計画される2度目の防衛戦は「ハイリスク、ハイリターン」の相手と行ってアピールする意欲を示した。

 本場で強敵を倒して名を上げる。約3週間の充電期間は家族サービスに努めるなど、充実した日々を送った村田。「今は本当にいい状態。これ以上休みは必要ない。次へ向かっていく気持ちが強い」と、次戦へ腕をぶした。

 帝拳ジムの浜田剛史代表によると、V2戦は秋ごろを予定。村田は「ここまできて誰とやるのというと、強い選手とやらなければ。ハイリスク、ハイリターンの選手とやった方が自分のためにもなると思うし、ボクシング界を盛り上げられる」と、強敵と戦って評価を高めることを希望した。

 その先にある目標は最強王者との呼び声が高いゴロフキン戦。5日の世界戦で2回KO勝ちし、20度目の防衛を果たした試合の中継をみた。「やっぱり強いなと思った。階級一のパンチを持っているのは相変わらず。ただ、ジャブももらっていたし、反応はピークの時とは違う」と衰えを指摘。そして「変にカウンターを合わせようとして、一発もらったら終わり。反応の面で少し落ちているからパンチはもうちょっと当たると思うし、攻防を分離して戦えばいい勝負ができると思う」と、戦い方をイメージした。

 もっとも、まず求められるのは次戦を突破すること。村田は「9月か10月にアメリカで、という報道もネットを介してという不思議な現象で知っているけど、そこでネームバリューが上がれば、よりゴロフキン戦が現実味を帯びてくる。アメリカでできるなら、アピールできる試合をしたい」と意欲十分。本場の米国で最強王者の相手にふさわしいことを証明する。

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