女王浅倉カンナ判定勝ちもRENAの再戦要求を保留「考えさせてください」

 「RIZIN」(6日、マリンメッセ福岡)

 昨年のRIZIN女子スーパーアトム級GPを制した浅倉カンナ(20)=パラエストラ松戸=が米国のキング・オブ・ザ・ケージで活躍するメリッサ・カラジャニス(30)=カナダ=に3-0の判定で勝利した。

 GP決勝ではシュートボクシングの“ツヨカワクイーン”RENAを破って初代女王となった浅倉はさらに成長した姿を披露。1回はオールラウンダーのカラジャニスをタックルでテークダウンすると寝技で圧倒し、肩に担ぎ上げてマットにたたきつける怪力も発揮した。

 2回は相手が打撃勝負に切り替えたが、またも苦もなくタックルでテークダウン。腕十字固めをガッチリ極めたものの、相手が驚異的な粘りを見せて仕留めきれなかった。3回も寝技で終始圧倒。一本は奪えなかったものの、危なげない戦いで文句なしの判定勝ちを収めた。

 それでも浅倉はリング上で、「チャンピオンになっての第1戦でしっかり勝ちたかったんですけど、こういう結果になってしまって、まだまだだなと実感しました」と反省。そこにリングサイドで観戦していたRENAが現れて「お願いがあります。敗れてすごく悔しくて、もういいかなと思った時期もあったんですけど、やっぱり悔しくて。トーナメントではなくワンマッチで浅倉カンナ選手とのリマッチを実現させて下さい」と、RIZIN首脳陣に直訴した。

 再びマイクを持った浅倉は予想外の展開に困惑の表情。「ファイターとして自分は(前回の対戦から)1戦して、RENAさんはまだMMA(総合格闘技)をしてなくて、それで挑戦を受けるのも正直どうかな、と。今はちょっと考えられないかなと」といったんは拒否する姿勢を見せた。

 これにはRENAも関西弁で「振られてもうたかな、どうしよう」と苦笑しながらも、「7月に(シュートボクシングの)ガールズS-cupで試合を行うので、その後、7月29日(のRIZIN)でどうですか」と提案。浅倉は「RENAさんも7月2戦、自分も2戦目になると思うので、大丈夫ですか?」と、RIZIN首脳陣に問いかけた。だが、反応はなく、浅倉は再び「ここではちょっと考えられないので、考えさせて下さい」と返事を保留した。

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