ザックがオカダとのラスト前哨戦制す!右腕に猛攻「カズちゃん大丈夫かな」
「プロレス・新日本」(30日、後楽園ホール)
4月1日の両国国技館大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)に挑戦する鈴木軍の“関節技マスター”ザック・セイバーJr.(30)=英国=が最後の前哨戦を制した。
ザックはタイチと組んでオカダ、YOSHI-HASHI組と対戦。オカダとのグラウンドの攻防で、メキシコ仕込みのメキシカンストレッチをかけられる場面があったものの、タコのように手足を絡みつけて変化させる関節技で苦しめた。
最後はYOSHI-HASHIを捕らえると、タイチがオカダを岩石落としで排除する間に卍(まんじ)固めから変形のアームバーで絞め上げてレフェリーストップを呼んだ。
試合後もザックはオカダの右腕を集中攻撃。ザックに代わってマイクアピールを続けてきたTAKAみちのくがほえまくり、オカダの参謀役の外道を呼び出すと、ザックは外道も関節技で絞め上げてもん絶させた。
インタビューでは、「やってやったよ。もうボクがチャンピオンだね。オカダのカズちゃん大丈夫かな。たぶん、オカダさんは両国でタップアウトするでしょ。ボクが史上初のイギリス人IWGPヘビー級王者になるよ」と、さわやかな笑顔で戴冠を宣言したザック。さらに、「7月ぐらいに英国で初防衛戦をやろうかな。鈴木軍が新日本を乗っ取るだけじゃなくで、日本もアメリカも乗っ取る」と野望をぶち上げた。
一方のオカダは「こんなにキツくて楽しい前哨戦は久々だな。お前みたいな相手を待っていた。もっと勢いに乗って、おいしくなったところをオレがペロリと一口でいただいてやるよ」と、強敵撃退に闘志をみなぎらせた。