小西、カニサレスが火花バチバチの舌戦「何を言われても僕が勝つ」

 「ボクシング・ダブル世界戦、WBA世界ライトフライ級王座決定戦12回戦」(18日、神戸ポートピアホテル)

 前日計量が17日、神戸市内で行われ、世界初挑戦の小西伶弥(真正)ら4選手ともに一発でパスした。

 小西が再びカニサレスから挑発を受けた。リミットから600グラムアンダーでクリアしたベネズエラ人は、16年末に対戦して引き分けた現WBA・IBF同級統一王者の田口良一(ワタナベ)を引き合いに「小西は田口より弱いので必ず勝つ」と言い放った。カニサレスは15日にも「勝って再戦のチャンスを小西にあげたい」と王者気分で発言していた。

 これを伝え聞いた小西は「勝手に言わせときます。敵なんでリングに上がって勝ち負けをハッキリさせる。何を言われても僕が勝つ」と堂々と応戦した。

 日本ミニマム級王座を返上し、一階級上げたことで減量苦も軽減された。リミットの48・9キロで仕上げた小西は母お手製のスープで回復に努め「胃の調子もいいし、万全でリングに上がれる」と笑みを浮かべた。地元神戸での大一番に「100%勝ちます」と宣言。挑発の代償はリングで払わせる。

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