山中世界戦は再び日本人VSメキシコ人

 「ボクシング・ダブル世界戦」(18日、神戸ポートピアホテル)

 調印式と記者会見が16日、神戸市内で行われた。初防衛を狙うWBO世界ミニマム級王者の山中竜也(22)=真正=は挑戦者で同級4位モイセス・カジェロス(28)=メキシコ=と対戦し、WBA世界ライトフライ級王座決定戦では同級1位カルロス・カニサレス(25)=ベネズエラ=と世界初挑戦で同級2位の小西伶弥(24)=真正=が拳を交える。

 会見冒頭にはWBOスーパーバイザーを務める日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長(56)があいさつ。山中-カジェロス戦が日本人とメキシコ人の対戦とあって、1日のWBC世界バンタム級タイトルマッチでの騒動に触れ、「日本とメキシコの友好関係も若干ヒビが入った感じがありますが、明後日の山中選手とカジェロス選手の試合で、ヒビが入った日本とメキシコの関係をもう一度再構築していただきたいと思います」と期待を込めて語った。

 山中は「やることは全てやってきた。最高の状態です。この試合のために準備をしてきた。必ず勝ちます」と意気込み、カジェロスは「強いチャンピオンで尊敬するがリングでは敬意を払わない。山中をKOする」と豪語した。

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