ボクシング・好川菜々 祝勝会で感謝「本当に気合を入れてやってきた」

 WBC女子世界フライ級暫定王者の好川菜々(39)=堺東ミツキ=の祝勝会が12日、堺市内で行われ、352人が参加した。好川は昨年12月にメキシコでデリア・ロペス(メキシコ)と同級暫定王座決定戦を戦い、10回判定で勝利し、世界王座に返り咲いた。

 祝勝会には元WBA世界バンタム級王者の六車卓也氏、元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男氏、ミニマム級で日本初の世界主要4団体制覇を果たした高山勝成やシドニー五輪テコンドー銅メダルの岡本依子さん、漫才師のぼんちおさむ、和泉修らが駆け付け、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長、歌手の松山千春らから祝電も届いた。

 好川は「試合前から『今回も絶対に祝勝会をしてもらうんだ』と本当に気合を入れてやってきた。昨年WBOの初防衛戦で負けてしまい、後援会関係者の方に『このまま終われないよね』と言っていただき、メキシコでチャレンジして勝つことができました。たくさんの方に応援のメールもいただき感謝しています」と頭を下げた。

 また、夫でマネジャーを務める野上真司氏は「プロデビュー前は1人の支援者もない状態だったが、1人の応援者を介して支援の輪が広がっていった。デビューの頃から『こうなりたい』と願ってきた光景が今、目の前に広がっている。本当にありがとうございます。この光景を一生忘れません」と感謝の気持ちを述べた。

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