堀口恭司が貫禄V!石渡を衝撃2回KO「日本の格闘技界盛り上げる」

石渡伸太郎(手前)にパンチを見舞う堀口恭司=さいたまスーパーアリーナ
2枚

 「RIZIN」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 バンタム級トーナメント決勝が行われ、世界最高峰の総合格闘技団体UFCでも活躍した堀口恭司(27)=アメリカン・トップチーム=は、元パンクラス王者の石渡伸太郎(32)=CAVE=を2回KOで破り、優勝した。

 堀口は、この日に行われた準決勝のマネル・ケイプ戦で偶然のバッティングをアゴに受けてふらつき、その後にラッシュを受けて右目付近から出血するなどのダメージを受けながらも決勝進出。13年6月に堀口と対戦して敗れ、リベンジに燃える石渡を迎え撃った。

 1回は大きく距離を取って素早く懐に飛び込む堀口とどっしり構える石渡のにらみ合いが続いたが、後半に石渡が繰り出した左のヒザ蹴りを堀口が捕らえてテイクダウンしてから急転。堀口がコーナー付近で猛烈なパウンドで石渡を追い込む。だが、石渡は驚異的な粘りを見せて立ち上がり、足をふらつかせながらも打ち合って1回を持ちこたえた。

 そして2回。開始早々に堀口が繰り出したカウンターの右ストレートが顔面にヒットすると石渡が崩れ落ち、レフェリーがストップ。衝撃的なシーンに場内は大きくどよめいた。

 堀口は、世界最高峰のMMA団体UFCで7勝1敗と日本人トップレベルの成績を残し、試合が組まれないことなどを理由にRIZIN参戦を決意。今回のバンタム級トーナメントは本来のフライ級から1階級上げての挑戦だったが、見事に優勝候補大本命の期待に応え、RIZINの17年最後の試合を締めた。

 リング上でのインタビューでは「やっと世界のベルトを獲れたかなと思ってるんですけど、これからがスタートだと思っているので」と満足顔。「RIZINをもっともっと盛り上げて、もっと強くなって行くんで、まだ日本の格闘技を盛り上げていくんで、ぜひ来て下さい」とファンに呼びかけた。

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