京口8回TKOで初防衛 師・辰吉直伝の左ボディーさく裂!連打でストップ

ブイトラゴに8回TKOで勝ち、雄たけびを上げる京口=大田区総合体育館(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 トリプル世界戦の先陣を切ってIBF世界ミニマム級タイトルマッチが行われ、王者・京口紘人(24)=ワタナベ=が8回2分28秒TKOで、同級3位カルロス・ブイトラゴ(26)=ニカラグア=を下し、初防衛に成功した。

 師とあおぐ元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎直伝の左ボディーで終始優勢に試合を進めた京口。ダメージを与えた8回に右の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。7回までのスコアカードは京口のフルマークという完勝だった。

 今年7月に世界初挑戦でホセ・アルグメド(メキシコ)に判定勝ちし、デビューから1年3カ月で世界王者となった。これは井上尚弥(大橋)の1年6カ月を上回る国内最短記録だった。

 父親の主宰する道場で幼少期から空手に励み、中学1年でボクシングに転向。大阪帝拳ジムに通っていたことから元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎と交流を持ち、ボクシングスタイルなども多大な影響を受けた。

 京口の戦績は9戦9勝(7KO)。ブイトラゴは35戦30勝(17KO)3敗1分け1NC。

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