メキシコ地震に義援金の好川菜々らがWBCから特別賞

 17年に発生したメキシコ中部地震、チアパス地震の被災者に対し、世界ボクシング評議会(WBC)の慈善団体へ義援金を送った前WBO女子世界フライ級王者の好川菜々(39)、夫でトレーナーの野上真司氏、元WBOアジア太平洋スーパーフライ級暫定王者の川口勝太、16年全日本ミニマム級新人王の冨田大樹=いずれも堺東ミツキ=がWBCから「WBC CARES特別賞」を送られた。

 WBCのマウリシオ・スレイマン会長は「ボクサーは強いだけでなく人々に対して助け合う優しさを合わせ持たなくてはならない。彼女たちはボクサーである前に人間としてとても素晴らしい精神を示してくれた。遠い日本から被災に苦しむ私たちの友のために助け合いの精神を贈ってくれたことを心からたたえたい」とコメントした。

 好川はこれまでも夫の野上氏と共に日本初のボクシングチャンピオン夫婦として、大阪府警の飲酒運転撲滅キャンペーンイメージキャラクターを務め、ポスターモデルや一日署長として行政活動にも力を注ぎ、自身の出場する試合の際には募金活動や自身のグッズ物販を行い、売り上げを難病FOP(進行性骨化性線維異形成症)に苦しむ少年のサポートや熊本地震復興チャリティー、堺市青少年育成指導員連絡協議会に対して寄付を続けていた。さらに幼稚園や施設を訪問し、子供と触れ合うなど慈善活動も行っており、WBCは以前にもこの慈善活動に対して『WBCベストカップルアワード』を送っていた。

 好川の所属するOffice-SSでは引き続き、メキシコ地震への義援金寄付を行うことを発表。11月30日から日本最大のファンドレイジングサイト「JAPAN GIVING」において、「ボクシングを愛する絆で、メキシコ地震からの復興を応援したい!」と題してクラウドファンディングのプロジェクトを開始する。(JAPANGIVINGホームページ https://japangiving.jp/ 本プロジェクトページ https://japangiving.jp//campaigns/33705=11月30日から公開)

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