ボクシング 日本タイトル挑戦の川口勝太がメキシコ合宿に出発

 12月11日に後楽園ホールで日本スーパーフライ級王者の船井龍一(32)=ワタナベ=に挑戦する、同級13位の川口勝太(33)=堺東ミツキ=が2日、メキシコ合宿に出発した。

 川口は4月2日に東洋太平洋スーパーフライ級王者レネ・ダッケル(フィリピン)に挑戦したが、1-2の判定負けで王座獲得を逃し、保持していたWBOアジア太平洋暫定王座も失った。進退を迷っていた川口だが、もう一度ベルトを巻きたいと再起を決意。8月30日にフィリピンでレイモンド・デイハム(フィリピン)と対戦し、3回終了TKO勝ちで再起戦を飾り、今回のチャンスを得た。

 川口は「挑戦を受けてくれた船井チャンピオン、ワタナベジムの渡辺会長に感謝の気持ちを伝えたいです。このチャンスは絶対に逃せない。挑戦者らしく正々堂々とチャンピオンにぶつかっていきます。彼を超えることができれば自分も認めてもらえると思う。久しぶりの後楽園でタイトル戦ができることは本当に幸せ。とにかく結果にこだわりたい」と意気込み、野上真司トレーナーは「これが最後のつもりで全てを出し切ってほしい。本場・東京のボクシングファンの皆さんを驚かせたいです」と話した。

 また、今回の合宿には前WBO女子世界フライ級王者の好川菜々(堺東ミツキ)と16年全日本ミニマム級新人王の冨田大樹(堺東ミツキ)も同行し、現地の世界ランカークラスの選手とスパーリングを行う予定。

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