日本女子タイトルを新設 竹原慎二委員長「これを機に女子ボクシングをアピール」

 日本女子王座設立会見に出席した(左から)小関有希、矢吹純、高野人母美、竹原慎二女子委員会委員長、吉田実代、鈴木奈々江
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 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は20日、都内で「日本女子タイトルマッチ」の新設を発表した。

 2016年度の女子選手数は139人(1級44人、B級16人、C級79人)で頭打ちの状態が続き、選手の高齢化も顕著となっている。日本女子タイトルの創設で、選手層打開や底辺拡大を目指す。10月6日にバンタム級初代王座決定戦、同級1位・高野人母美(協栄)-同2位・吉田実代(ebisu k’s box)が行われる。

 会見に出席した渡辺均日本プロボクシング協会会長は「いろいろな分野で女性が進出しています。スポーツ界もそう。女子プロボクシングも発展させたい」と抱負を語った。竹原慎二女子委員会委員長も「これを機に女子ボクシングをアピールしていきたい」と話した。

 先陣を切って初代ベルト獲得に臨む高野は、バンタム級に降級して初戦でもある。日本のボクシングの歴史の中で、女子のタイトルは初めて。「そこに参加できるのは光栄。日の丸を背負って世界へ挑みたいという気持ちです」と気合十分だった。吉田は「私はシングルマザーですが、闘えるのは応援してくださる方々のおかげ。恩返ししたいし、娘に自慢してもらえる母になりたい」と必勝を誓っていた。

 今後の予定は、11月20日にミニフライ級決勝、同級1位・矢吹純(協栄)-小村楓香(グリーンツダ)、12月17日にはフェザー級の決勝戦、神成麻美(カシミ)-藤原芽子(真正)が行われる。アトム級、フライ級は未定。

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