井上尚弥、圧勝米国デビュー 6回TKO勝ちも不満「白熱した試合がしたかった」

WBOスーパーフライ級タイトルマッチで6度目の防衛を果たした井上尚弥=カーソン(ゲッティ=共同)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(9日、カーソン)

 スーパーフライ級の世界的強豪を集めた3大マッチ「スーパーフライ」が9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで開催され、セミファイナルでは日本が誇るWBO世界同級王者・井上尚弥(24)=大橋=が6回終了TKOで、同級7位のアントニオ・ニエベス(30)=米国=に圧勝し、6度目の防衛に成功した。

 プロ14戦目で念願の米国進出を果たした“モンスター”井上が鮮烈のKO劇を見せた。立ち上がりから鋭いワンツーで追い込むと、2回には左ボディーから右ストレートで挑戦者にダメージを与える。5回には左ボディーブローで先制のダウンを奪う。6回には観客をあおるようなパフォーマンスも繰り出し、この回終了時にダメージの深い挑戦者陣営が棄権を申し出た。6回までの採点はジャッジ全員が60-53で井上が圧倒していた。

 井上は「すっきりしない勝ち方だった。勝つ気がない相手だと、試合が枯れてしまう。白熱した試合がしたかった」と守りを固める相手への勝利にも不満を口にした。

 井上の通算戦績は14戦全勝(12KO)。ニエベスは21戦17勝(9KO)2敗2分け。

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