みのる、エルガンに前哨戦敗北も不気味予告「ランバージャックの意味はオレがルール」
「プロレス・新日本」(9日、後楽園ホール)
10日の福島大会でマイケル・エルガンの挑戦を受けるNEVER無差別級王者の鈴木みのるが10人タッグのイリミネーション戦で行われた前哨戦で敗れた。
鈴木の要求により、本番は両陣営4人ずつのセコンドがリングサイドを取り囲み、場外に落下した場合はセコンドがリング内に押し戻す完全決着ルールのランバージャックデスマッチで行われることが決定。この日はその予行演習とばかりに鈴木組が大暴れした。
鈴木はエル・デスペラード、タイチ、金丸義信、飯塚高史と組み、エルガン、棚橋弘至、田口隆祐、リコシェ、KUSHIDA組と激突。10人が目まぐるしく入り乱れた大混戦は終盤、鈴木と飯塚の2人残りとエルガン1人残りとなった。
ここから、鈴木組は失格選手が乱入するが、まずは飯塚が仕留められる。さらに乱入を繰り返すが、エルガン組の失格選手の乱入で排除されると最後は鈴木とエルガンの一騎打ち。ここから鈴木は張り手、エルガンはエルボーを打ち合うなど激しくやり合う。だが、最後は鈴木がエルガンに担ぎ上げられてトップロープ越しにエプロンサイドへ追いやられ、えんずい蹴りでたたき落とされて失格となった。
それでも、試合後の鈴木は憎まれ口を全開。「エルガンよ、(セコンドに)誰を連れてくる?オレからの指名だ。棚橋を連れてこい。田口を連れてこい。KUSHIDAを連れてこい。今日来たテメエら全員相手してやるよ」と要求し、「ランバージャックの意味を知ってるか?オレがルールだ、分かったか」と不気味な予告をした。
一方、自らの手で鈴木を下して本番へ弾みをつけたエルガンは意気揚々。「鈴木にG1で勝ち、今日も勝って2勝目だ。あしたは3勝目になる。新しいNEVER無差別級王者が誕生するぞ」と、力強く王座奪取を宣言した。