井上尚弥「初回KO」宣言!ボクシング人生の分岐点「闘志湧いてくる」

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(9日、カーソン)

 6度目の防衛戦を行う井上尚弥(24)=大橋=が8日、会場となるロサンゼルス近郊のスタブハブ・センターで前日計量に臨み、リミットの52・1キロでパスした。同じく51・6キロでパスした挑戦者の同級7位、アントニオ・ニエベス(30)=米国=とにらみ合い、闘志をかき立てた。

 カリフォルニアの青空の下で行われた屋外での計量。自分の名を連呼するファンに井上尚が笑顔でこたえた。「力になります。最高ですね」。リミットちょうどの52・1キロでパス。前日に続き挑戦者とにらみ合い、「ふつふつと闘志が湧いてきます」と目をギラつかせた。

 6度目の防衛戦で米国デビューを果たす。「ボクシング人生の分岐点。初回からフルで行きます。チャンスがあればKOを狙っていきます」。渡米後、一度も口にしなかった「初回KO宣言」は自信の表れ。大橋会長は「楽しそう。ウキウキわくわくしているのが分かる」と頼もしげにまな弟子を見つめた。

 スピード、テクニック、パワー。すべてを兼ね備えた『モンスター』が目の肥えた米国のファンを熱狂させる。

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