亀海喜寛、王座獲得ならず 4階級制覇のコットに大差判定負け

 WBOスーパーウエルター級王座決定戦で、ミゲル・コット(右)と打ち合う亀海喜寛(ゲッティ=共同)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦」(26日、カーソン)

 WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦が26日(日本時間27日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブセンターで開催され、初の世界戦に挑んだ同級6位の亀海喜寛(34)=帝拳=は0-3の判定で、元世界4階級王者で同級1位のミゲル・コット(36)=プエルトリコ=に敗れ、王座獲得はかなわなかった。

 オーソドックススタイルの両者は初回から積極的にパンチを交換する。1年9カ月ぶりの試合でフットワークを使うコットに対し、亀海はものすごい勢いで前に出て得意のボディー攻撃につなげる好発進を見せた。しかしラウンドが進むに連れ、亀海の動きを読み切ったコットがショートパンチを合わせるようになる。最終回まで前に出続けた亀海だったが、コットを止めることができず大差判定に散った。スコアは120-108、119-109、118-110。

 札幌市出身の亀海は中学2年でボクシングを始め、札幌商、帝京大を経て、2005年11月に帝拳ジムからプロデビュー。10年に無敗のまま日本スーパーライト級王座を獲得すると、翌11年には米国に進出。近年は米国を主戦場としており、14年には判定負けしたが、世界3階級王者のロバート・ゲレロ(米国)とも熱戦を演じるなど本場での評価を高めた。オスカー・デラホーヤ氏率いるゴールデンボーイ・プロモーションズとも契約し、今回世界的強豪であるコットと対戦するチャンスをつかんだ。

 通算戦績は亀海が33戦27勝(24KO)4敗2分け。コットは46戦41勝(33KO)5敗。

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