タパレスうまさ&強さ健在 計量失格で王者はく奪も「モチベーション保った」
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(23日、エディオンアリーナ大阪)
WBO世界バンタム級6位の大森将平(24)=ウォズ=の世界初挑戦はTKO負けに終わった。前日計量に失格し王座をはく奪された前王者マーロン・タパレス(25)=フィリピン=の猛攻に耐えきれなかった。同王座は空位となった。
うまさと強さは健在だった。タパレスは「ベルトはなくしたけどモチベーションは保った」と胸を張った。大森については「前回よりパワーも動きも成長していた」と認めた。前日計量の54・4キロからこの日の試合前には61・1キロまで増加。関係者によると前夜は焼き肉を食べた後に胃けいれんで点滴治療まで受けたというが「今日は回復した」とケロリ。今後は階級を上げてスーパーバンタム級を主戦場にするという。