因縁のリマッチ「エンダムVS村田2」に台風の中、開場前から行列

 「エンダムVS村田2」が開催される両国国技館
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 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(22日、両国国技館)

 因縁のダイレクトリマッチがいよいよ実現する。5月に不可解な判定で敗れた同級1位の村田諒太(31)=帝拳=が、王者アッサン・エンダム(33)=フランス=と5カ月ぶりに拳を交える。

 前戦以上に注目を集める一戦のチケットは早々に完売。当日券の発売もない。会場の両国国技館では台風21号の影響による雨が降り続く中、熱心なファンが開場前から行列をつくった。15時30分の開場前と同時に試合告知のボード前での記念撮影や、ナイキ社特製の村田諒太オリジナルTシャツ(4000円)に人だかりができた。

 5月20日に有明コロシアムで行われた前戦では、世界初挑戦の村田が序盤から重い右ストレートを武器に圧力をかけ、4回に右カウンターでダウンを奪う。その後も右ストレートでエンダムをぐらつかせるなど優位に試合を進めたと思われたが、下されたジャッジは意外にも1-2(116-111、115-112、110-117)でエンダムの勝利だった。

 直後にWBAのヒルベルト・メンドサ会長が自身の採点では117-110で村田の勝利と公表し、ジャッジに処分を科するなど騒動に発展。両陣営に再戦指令が出て、通常では認められていないダイレクトリマッチが行われることになった。

 この日のリングではWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(25)=BMB=が同級1位のペドロ・ゲバラ(28)=メキシコ=を迎える初防衛戦、WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が同級5位のトマ・マソン(27)=フランス=の挑戦を受ける初防衛戦も予定され、トリプルタイトルマッチとして挙行される。試合は19時からフジテレビで生中継される。

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