細川貴之、次戦4・9で引退 右目負傷 元東洋太平洋、日本Sウエルター級王者
ボクシング元東洋太平洋、日本スーパーウエルター級王者の細川貴之(32)=六島=が30日、大阪市内で会見し、右目の負傷のため、次戦を最後に現役を引退すると発表した。
02年にデビューした細川は14年3月に日本王座を獲得。15年11月に東洋太平洋王座を奪取したが、昨年11月に2度目の防衛に失敗し、王座から陥落した。
再起戦となるはずだった4月9日のティーラーサック・ケーマックスジム(タイ)戦がラストファイトとなる。「ボクシングが大好きでまだやりたいと思っている」と無念さをにじませたが「悔いのないボクシング人生を送れるよう、KOで3回以内に倒したい。玉砕覚悟で思い切りやりたい」と、強い決意とともに拳を握った。