山中が日本単独2位のV12 7回TKO勝ちで、日本記録に王手

2回、カルロス・カールソン(左)に右ストレートを浴びせる山中慎介(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(2日、両国国技館)

 王者・山中慎介(帝拳)が、挑戦者で同級6位のカルロス・カールソン(メキシコ)に7回TKO勝ちし、日本単独2位となる世界戦12連続防衛記録を達成。具志堅用高(協栄)の持つ、13連続防衛の日本記録に王手をかけた。

 山中は試合後、「構えたときにいけるぞという気持ちだったんですが、相手が来たときの対応とか反省点がありました」と、TKO勝利にもまずは反省が口をついた。日本記録に王手をかけたことには「そこは意識してなくて。皆さんが楽しんでくれて、その期待に応えるだけです」と冷静に語っていた。

 初回から完全にペースを握った王者は5回、左ストレートで2度のダウンを奪うと、6回にもダウンを奪った。倒されても立ち上がってくる挑戦者にパンチをもらう場面もあったが、7回にも2度のダウンを奪って、勝負を決めた。

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