山中、V12戦調印式で自信「KOして皆さんに喜んで貰う」

調印式をおこなった王者・山中慎介(右)と挑戦者のカルロス・カールソン=ホテルグランドパレス(撮影・三好信也)
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 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月2日、両国国技館)

 調印式と記者会見が28日、都内で行われた。会場には12度目の防衛を迎えた王者・山中慎介(帝拳)と挑戦者で同級6位のカルロス・カールソン(メキシコ)の他、アンダーカードの日本スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)、世界前哨戦に臨む岩佐亮佑(セレス)らが登場した。

 山中は「調印式を終えてさらに気が引き締まった。コンディションもここ数日でまた一段と上がった。防衛を重ねて調整がうまくなったと思う」と自信を見せた。2つ用意されたグローブチェックでは、どちらを選ぶか迷うしぐさも見せたが「日本製はすごい。違いがないのでどちらでもいいのですが、笑いです。いつも付けているグローブでカールソンをKOして、皆さんに喜んでもらう」とちゃめっ気も見せた。

 対するカールソンは「大きなチャンスに恵まれてうれしい。これは日本とメキシコの戦争になる。試合では勇敢さとパンチのあるところを見せたい。ベルトは家に持って帰る」と気合十分だった。

 また、尾川は「こういう経験ができてうれしい。僕も世界を取って、早く前の列に座りたい。(山中)慎介さんはKOして当たり前ですが、僕もKOでアピールしたい」と頂上へのステップにする構え。

 IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以載(角海老宝石)への挑戦が決まっている岩佐は「この試合を完ぺきに勝って、次の世界戦にアピールしたい」と話していた。

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