大仁田 2・24FMWでチャボ・ゲレロさん追悼セレモニーを開催

 プロレスラーの大仁田厚が13日、現地時間11日に米アリゾナ州フェニックスの病院で、肝臓がんのため死去したチャボ・ゲレロさん(享年68)をしのび、24日に行われる超戦闘プロレスFMWの東京・新木場1st RING大会で追悼セレモニーを行うことを決めた。

 大仁田は82年3月、米国でチャボさんを破りNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を奪取。その後、両者は同王座を巡って全日マットで幾多の名勝負を繰り広げた。同年11月の同王座決定3番勝負最終戦では、大仁田がチャボを下して王座奪還に成功したが、試合後、納得がいかなかったチャボさんが、トロフィーで大仁田をめった打ち。大仁田は左腕を32針縫合する裂傷を負い、2人の遺恨は深まった。

 その後、33年の月日を経て、昨年8月26日に東京・ディファ有明で行われたファイヤープロレス旗揚げ戦では、両者はタッグを結成して過去のわだかまりを水に流したばかり。同年11月27日の全日本プロレス・両国国技館大会でも2人は再会を果たしていた。

 チャボさんの突然の訃報にショックを隠せない大仁田は「去年会ったときは元気で、『春にはまた来るよ』と言っていたのに残念でなりません。オレの歴史には絶対に欠かせない人だし、チャボとの抗争があったからこそ、その後のオレがあったと思う。ある意味、チャボとの闘いがなかったからFMWも、今のハードコアスタイルもできなかったかもしれない。だからFMWのリングで送り出してあげるのが適切だと思う。オレや、同じジュニアの選手の(ザ・グレート)サスケ、チャボと親交があったNOSAWA論外にも、追悼セレモニーに出てほしい」とコメントした。

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