ボクシングの２０１６年度年間表彰式が１０日、都内のホテルで行われた。昨年１２月、ＷＢＣ世界スーパーバンタム級の現役王者のまま引退した長谷川穂積氏（３６）が特別功労賞を受賞した。

　新たなステージとなる今年の目標を聞かれると「カムバックです」と笑いを取った。「ネタです。この賞に恥じないように今後もボクシング界に貢献していきたい。ボクシングをあまり分からない人でも、ボクシングを身近なスポーツに感じられるようにしていきたい」と話した。

　今年見たい試合として「（井上）尚弥－ロマゴン、山中の記録更新アンド２階級制覇です」とし、山中の連続防衛の日本記録更新については「１試合１試合が勝負。気を抜かず勝っていってほしい。具志堅さんの記録ですし、頑張ってほしい」と期待を込めた。