国内最年長41歳、佐々木基樹が1回KO勝ち 復帰後3連勝で「来年はタイトル挑戦」

コークスクリューパンチの披露は次回となった佐々木基樹
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 「ボクシング・8回戦」(24日、後楽園ホール)

 国内最年長41歳、元日本・東洋太平洋スーパーライト級、元東洋太平洋ウエルター級、日本ライト級8位の佐々木基樹(帝拳)が、木村勇樹(極東)を1回1分15秒TKOで下し、復帰後3連勝とした。

 佐々木はゆったりと前に出ながらプレッシャーをかけ、左右のボディーで揺さぶった。下がったところを一気に詰めるとロープ際でボディーを連打。ロープに体を預けてしまった木村に、打ち下ろしの右を2発、3発-見かねたレフェリーが試合を止めた。

 「(木村は)ジャブの反応がよくて一瞬ですが強かった。背の高い相手はボディーが弱いものだし、サウスポーはレバーが前に出るので狙って行った」と冷静に振り返った。

 2月に約2年半ぶりにリング復帰し、3試合を戦い今年を終えた。「いい年でした。2月に復帰して、8月にランクイン。きょうは1回KO勝ち。ただ、衰えは感じるし長くはできない。持っているものを落とさないよう、小さな努力を続けています」と話した。

 この日のために葛西裕一トレーナーから必殺パンチ?を伝授されていた。「コークスクリューパンチ。サウスポーにストレートの縦拳(たてけん)は弱いので、ひねりを加えるんです」と身ぶりで説明。しかし、試合が早く終わりすぎて出す間もなく、お披露目は次回以降となった。

 「来年はタイトルに挑戦したい。(日本ライト級王者の)土屋(修平=角海老宝石)君は根性があるし、逃げないと思うのでやってほしい。形に残るベルトがほしい」と、目を輝かせていた。

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