加藤善孝が2年ぶりの勝利 僅差判定で

判定勝ちに微妙な笑顔の加藤善孝
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 「ボクシング・10回戦」(6日、後楽園ホール)

 元東洋太平洋、日本ライト級王者で、日本同級4位の加藤善孝(角海老宝石)がフィリピン同級10位のレオナルド・ドロニオを2-1の僅差判定で下した。14年12月に荒川仁人(八王子中屋、現ワタナベ)に判定勝ちして以来、3試合を行い2敗1分。2年ぶりの勝ち星だった。

 強打のドロニオに対し慎重になり、思わぬ苦戦を強いられた。きれいなワンツーを決めた後、攻撃の手が止まり詰め切れない場面が何度かあった。「セコンドにも見ている時間が長いと言われた。狙っているようで、警戒し過ぎたかな。もっと強い相手はいるので、行かないといけない」と振り返った。

 それでも久しぶりの白星には「勝つことが最大の目標だった。もうちょっと明確に勝てればよかったけど」と笑顔も見せた。

 今後はWBOアジアパシフィック(WBO-AP)王座を狙う。「ベルトが欲しいし、世界ランカーになれる。魅力のあるタイトルだと思う」と話した。

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