元世界王者の長男、畑中建人デビュー戦へ「宣言通りKOする」

 「ボクシング・4回戦」(27日、刈谷市あいおいホール)

 スーパーフライ級4回戦の前日計量が刈谷市内で行われ、元WBC世界スーパーバンタム級王者で、畑中ジムの畑中清詞会長(49)の長男・建人(18)=畑中=は51・9キロ、対戦相手の村上貴秋(28)=結花=は51・1キロでパスした。

 「仕上がりは順調。宣言していた通り2ラウンドでKOします」。いよいよ迎えるプロデビュー戦。目前に控えた建人は充実した表情を見せた。

 アマチュア時代とは違い周りは年上の選手ばかり。「緊張した」とややこわばった面持ちで計量に臨んだが、計量後に母・文(あや)さん(48)が作ってくれたという参鶏湯(サムゲタン)を頰張ると自然と表情が緩んだ。

 9月にジムへ入門して以来、週6日の練習を重ねてきた。今月2日からは同門の田中恒成(21)らと一緒に沖縄で4日間のキャンプを敢行。元世界王者と汗を流したことで練習への姿勢が変わったという。毎日ミット打ちの相手を務める畑中会長も「力強くなったね」とキャンプ後の建人の変化に目を細めた。

 「相手は畑中を食ってやるという気で向かってくる。油断せずにいきたい」と建人。フィニッシュは「左ボディーか右ストレートで」と意気込んだ。11月27日はくしくも32年前に父がデビューした日。畑中親子にとって一生の思い出になる一日が幕を開ける。

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