パッキャオ完勝で王者返り咲き!復帰戦で「満足のいく出来」

 「ボクシング・WBO世界ウエルター級タイトルマッチ」(5日、米トーマス&マック・センター)

  世界主要4団体の元6階級王者で、復帰戦となったマニー・パッキャオ(37)=フィリピン=は、ウエルター級王者のジェシー・バルガス(米国)に3-0で判定勝ちし、昨年5月以来の世界王座返り咲きを果たした。

“引退試合”から7カ月。リングに帰ってきたパッキャオが復帰戦を飾り、王者に返り咲いた。速い出足で的確にパンチをヒット。攻め込みすぎてバルガスにカウンターを食らう場面もあったが、打たれ強さも存分に発揮した。観客の「マニー・コール」に、試合後はベルトを肩に掛けてにっこりと笑った。

 2回に左の強打で早々とダウンを奪う。その後は決定打を出せなかったが、判定は2人のジャッジが9点差をつける完勝だった。本人は「満足のいく出来だった。全ラウンドでノックアウトを狙った」とリング上で喜びを口にした。

 この試合をリングサイドで観戦したメイウェザーとの再戦が注目されるが「分からない。みんなが望むなら相手は選ばない」と、含みを持たせた。

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