全日本・諏訪魔が復活の王道トーナメント初V!次は3冠挑戦だ

優勝トロフィーを抱きしめる諏訪魔
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 「プロレス・全日本」(19日、後楽園ホール)

 王道トーナメントの準決勝と優勝決定戦が行われ、諏訪魔が初優勝を飾った。準決勝でケンドー・カシンを下した諏訪魔は、準決勝で秋山準を激闘の末に破ったゼウスと激突。筋肉自慢ゼウスの豪快なパワー殺法にペースを握られ、終盤には雪崩式脳天砕き、変形ラリアットのバイセップスエクスプロージョン連発などの猛攻を浴びるもなんとかしのぐ。最後は張り手合戦で意識もうろうとなりながらも、岩石落としからラストライドにつないで25分超の激闘にケリをつけた。

 初めて手にしたトロフィーを抱きしめて満面の笑みを浮かべた諏訪魔は、「つらかったな。勝ちたい気持ちの一心というかね。意識が飛んだところでも仲間がいたからさ。今日はオレ一人の力じゃなくて、青木(篤志)と佐藤(光留)がいてくれたのが心強かった」と、エボリューションの盟友に感謝。右アキレスけん断裂からの完全復活を印象づけ、「しっかり手術したんでね、大丈夫だろうという感じがあったというか。決勝の舞台というね、そういうところでのブランクは感じた。でも、その時にセコンドがいてくれたのは心強かった」と話し、「次に行きたい。3冠というのもほしいよね」と、3冠王座奪回を新たな目標に掲げた。

 さらに、青木から「いいところでやりたいですね」と声をかけられると、「最高の舞台でやりたいな」と希望。最後は佐藤、青木と祝杯を挙げた。

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