長谷川穂積、初めての1人予備検診 「なんか1人ですいません」

予備検診で異常なしと診断された長谷川穂積(左)
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 「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦」(16日、エディオンアリーナ大阪)

 元世界2階級制覇王者でWBC世界スーパーバンタム級5位・長谷川穂積(35)=帝拳=は13日、神戸市内で2年5カ月ぶり世界戦に向けた予備検診を行い、異常なしと診断された。挑戦する王者ウーゴ・ルイス(29)=メキシコ=や、WBCバンタム級王者・山中慎介(帝拳)、アンセルモ・モレノ(パナマ)の3人は東京で行ったため、世界戦16度目にして初の1人、検診となった。

 「1人は初めてですね。相手もいないし、よく分からない。変な感じです。相手との身長差とか普通は聞くんでしょうけど、分からないですもんね」と苦笑い。自ら「ルイスは身長は高い。でかい方がイメージしやすい」と、予備検診の雰囲気作りをした。

 数値的には2年前の世界戦とほぼ変わらない。きつい減量も残り約1キロとメドがついた。「射程内に入った。あと3日、焦らず普通に過ごすだけ」と表情も明るかった。

 勝てば、国内最年長35歳9カ月での世界王座奪取、3階級制覇、負ければ引退となる「ラストチャレンジ」。だが気負いはない。「試合のことは考えていないですね。(金曜日に)試合終わって、土、日曜日、食べることしか考えていない」と語った。取材の最後には「いや何か(会見が)1人ですいません」と、報道陣に頭を下げ笑わせていた。

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