アマの大物・箕輪綾子がデビュー リングネームは「チャオズ箕輪」

 「女子ボクシング・6回戦」(21日、後楽園ホール)

 ワタナベジムは8日、都内のジムで会見し、期待の女子ルーキーで、全日本選手権7連覇、08年世界選手権バンタム級ベスト8、12年と15年のアジア選手権2大会連続銅メダルなどアマチュアの輝かしい実績を持ち、8月にプロテスト合格した箕輪綾子(28)のデビュー戦を発表した。タイ人選手とのフライ級6回戦。

 箕輪は「緊張している。プロとアマでは前日計量だったり、グローブだったり慣れないことが多い。慣れようと思っている」と殊勝に話した。

 しかし、抱いている夢は大きい。「ミニフライ級からライト級まで、チャンスがあるところでチャンピオンになりたい」と、46・26キロから61・23キロまで、計9階級制覇に挑むつもりだ。

 この体重差は、アマ時代に経験している。「減量は苦にならない。むしろ、増量が大変。食べても動くので…。米を中心に泣きながら食べて、栄養とか関係なく口に入る物なら何でも食べます。減量も増量も2カ月あれば大丈夫」と言う。

 実家が宇都宮市内で花屋を経営しており、アルバイトとして手伝っている。東京・西五反田のジムには片道2時間かけて通う。地元名物の「ギョーザ」が大好物で、リングネームもギョーザを中国読みにした「チャオズ箕輪」に決めて、この日渡辺均会長から事後承諾をもらった。

 超型破りのルーキーが、女子ボクシング界に殴り込みをかける。

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