加納陸が国内最年少世界王者に自信 難敵・高山を「ポーンと超えたい」
「ボクシング・WBO世界ミニマム級王座決定戦」(20日、三田市駒ヶ谷運動公園体育館)
同級1位の加納陸(18)=大成=は12日、兵庫県三田市内で同級2位、前IBF世界同級王者の高山勝成(33)=仲里=と行う王座決定戦に向け、練習を公開した。6月中旬に10日間で200キロ走を敢行し、スタミナ強化。3日前に打ち上げたスパーリングは100ラウンド以上と過去最高の準備をこなした。
「順調に来ている。あと1週間気を抜かず100パーセント以上の力を出せるようにしたい。内容の濃いスパーリングができたし、いいイメージで仕上がった」と自信をみなぎらせた。
勝てば元世界2階級王者・井岡弘樹氏(47)の18歳9カ月10日を越え、18歳9カ月4日で国内最年少世界王者となる。記録更新を逆算して16歳時に海外でプロデビュー。その後、強敵とのマッチメークを次々とクリアし、全速力でこの舞台にたどり着いた。
下馬評はキャリア豊富な高山だが、1戦ごとの急成長で逆転は可能だ。「高山さんの情報は嫌でも耳に入ってくるけど気にはしない。キャリアは若さと勢いでポーンと超えたい」と意気込んだ。




