藤本京太郎が2回TKO勝ち
「ボクシング・ヘビー級8回戦」(2日、新宿フェイス)
日本ヘビー級王者の藤本京太郎(30)=角海老宝石=が2回2分13秒TKO勝ちで快勝した。2回、右ストレートから猛烈なラッシュをかけ、相手コーナーで連打を浴びせると、相手陣営からタオルが投げ込まれた。
「熊本地震チャリティ 2016 京太郎祭り」と銘打たれた興行のメインを見事に飾り満面の笑みを浮かべた。日本王座戦などでグローブを交えた元WBA世界ウエルター級暫定王者で昨年引退した石田順裕も駆けつけ、大和藤中(金子)と熱の入ったスパーリングも行われ「石田さんも来てくれて盛り上げてくれた」と感謝した。
試合内容にも「前回の試合から自分の中で得られるものがあって、冷静に闘えた」と満足の様子だった。今回、予定していたスパーリングパートナーが来日できないアクシデントがあったが「次はしっかり備えたい」と話した。
12月6日にはWBOアジアパシフィックか東洋太平洋王座挑戦を予定する。8月にハワイで走り込みキャンプを行い、米国にスパーリング合宿の予定もある。「30歳にもなったし、いつまでもやりたくない。あと1、2年のうちに世界挑戦がしたい」と、京太郎の野望に火がついた。