村田2キロ絞って最終調整 12日香港へ
「ボクシング・10回戦」(14日、香港コンベンション&エキシビジョンセンター)
IBF世界ミドル級3位をはじめ、主要4団体で世界ランク入りしている村田諒太(30)=帝拳=が香港入り前日の11日、プロ10戦目へ向けて、都内のジムで最終調整を行った。
「明日、向こうで動けるかどうか分からない」とサウナスーツを着込みシャドーと縄跳びで汗を絞った。練習後は2キロ減、契約体重から200グラムアンダーの73・2キロに仕上げた。
本田明彦会長からはガードを念押しされた。「基本の確認です。軽量級と中・重量級を女子バレー、男子バレーに例えると、ラリーがあるかないかの違い。僕たちのクラスはラリー、打ち合いがない。一発で終わることもあるのでガードは大事」と油断はない。
今回、90キロ超の大型選手ともスパーリングを行った。「あれだけでかいのでも僕のプレスを受け止められないのだから、70キロの人間では受け止められない」と自信を見せた。
今回の勝利を前提に、7月23日に米ロサンゼルスかラスベガスでの第11戦も決まっている。世界王座獲得へ向け正念場が続く。