ボクシングの日本スーパーウエルター級王者・野中悠樹(37)が25日、大阪市内で会見し、渥美ジムから井岡弘樹ジムへの移籍を発表した。移籍初戦は12月27日、大阪市阿倍野区民センターで同級3位・斉藤幸伸丸(36)=輪島功一スポーツ=と3度目の防衛戦を行う。
方向性の食い違いから、渥美側と“ケンカ別れ”。受け入れ先はなく、公園で練習するなど路頭に迷っていた日本王者が、西日本協会の会長も務める井岡弘樹会長の温情に救われた。
尼崎ジムを始めに、今回が4つ目の所属先。「会長に、勝って恩返ししたい」と、今度こそ骨をうずめる覚悟だ。