敗れた宮尾「悔しい、経験の差が出た」

 「ボクシング・WBC世界女子アトム級・WBA世界女子王座統一戦」(22日、後楽園ホール)

 日本女子ボクシング初の同階級の世界王者同士による統一戦が22日、後楽園ホールで行われ、WBCアトム級王者の小関桃(33)=青木=が壮絶な打ち合いの末、WBAライトミニマム級王者の宮尾綾香(32)=大橋=に3-0で判定勝ちし、統一王者となった。

 敗れた宮尾はパンチで腫れた両目を悔し涙でぬらし「点差が開いたわけでないので悔しい。想定した通り、やりづらかった。15度防衛王者と5度防衛の差が出た」と振り返った。「もうちょっとでベルトが2本になるところだったのに…。でもいい経験になった。これを踏み台にして次に生かしたい」と、気丈に復活を誓った。

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