オカダのレインメーカー炸裂 IWGP奪冠
「新日本」(5日、大阪城ホール)
94年以来の大阪城ホール大会に超満員1万1400人が集まる中、オカダ・カズチカ(27)がAJスタイルズ(37)を破り、1年2カ月ぶりにIWGPヘビー級王座を奪回した。
25分超の激闘の末、レインメーカーで難敵を突破した。「生で見ると、すごい観客数だった。出ただけで気持ち良かったし、最高の結果が出た。AJはなかなか勝てなかった相手なんで、棚橋さんや中邑さんみたいな特別な相手になった」。94年は「プロレスも見てなかった」という少年が21年後“大阪夏の陣”の主役になった。
20日に開幕するG1から再び追われる身になる。12年、昨年と優勝したオカダの引っかかりは、王者として出た13年のV逸。「今回はみじめな姿は見せられない」と2連覇を誓った。
王者としてこれまで以上に視野を広げる。マネジャーの外道は「アントニオ猪木も長州力も連れて行けなかったステージに新日本を連れて行く」と思いを代弁。「世界のレインメーカーになる」と宣言した若きエースがばく進する。