池原V2も「最悪!」また額カット

 「WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチ」(6日、大田区総合体育館)

 ボクシングのWBO女子世界ミニフライ級王者の池原シーサー久美子(30)=フュチュール=が7回28秒負傷判定で東洋太平洋同級王者・江畑佳代子(ワタナベ)を下し、2度目の防衛を果たした。

 池原の目に悔し涙があふれた。2度目の防衛を果たしたものの、2戦連続で負傷判定での決着に終わり、もやもやが心に残った。

 序盤から前に出てきた江畑と一進一退の攻防を繰り広げた。「GOサインが出た」と攻勢に出た7回、額同士がバッティングし、左側頭部から鮮血が流れ、審判が続行不可能と判断。WBO世界戦ルールにより負傷判定で王座防衛となった。

 2月の初防衛戦では1回に額をカットし、負傷引き分けとなった。それだけに完全燃焼を目指したが、またしても額を負傷。「前は右で、今度は左を切った。最悪!たくさんのお客さんの前できれいに勝ちたかった」。プロ意識の表れが涙となって頬を伝った。

 それでも女子同士の熱いファイトに会場からは温かい拍手が送られた。池原は「もっと強くなってリングに立ちたい」と奮起を誓った。

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