八重樫、ロマゴン対策へ体力強化

 ボクシングの日本最速記録となる6戦目で世界王座を奪取したWBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(20)と3度目の防衛に成功した同フライ級王者・八重樫東(31)=ともに大橋=が試合から一夜明けた7日、横浜市内の所属ジムで会見した。

 3度目の防衛を果たした八重樫は、フライ級にクラスを上げて初めてのKO勝ちにも決して気を緩めなかった。「試合内容には納得していない。課題が多いし、まだまだだなと思った」と、本来のスピードを発揮できなかったことを反省した。

 それでも次戦は39戦全勝(33KO)のローマン・ゴンサレスとの対戦が決定的。すでに“ロマゴン”対策へ意識は向いている。「とにかく、あの強打に耐えられるように、フィジカルの耐久力を鍛えるしかない」とキッパリ。最強の相手をフル装備の肉体で迎え撃つ覚悟を示した。

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