小関桃、具志堅氏の不滅V13へ万全

 「女子トリプル世界戦」(3日、後楽園ホール)

 女子トリプル世界戦(デイリースポーツ後援)の前日計量が2日、都内で行われた。元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏と並ぶ13度目の防衛戦に臨むWBC女子世界アトム級王者小関桃(31)=青木=は46・1キロでクリア。V13達成へ男子選手とのスパーで万全の仕上がりだ。また、WBA女子世界ライトミニマム級王者宮尾綾香(30)=大橋=に挑戦するブアンゲルン・ワンソンチャイジム(20)=タイ=は最初の計量で500グラムオーバーだったが、再計量でクリアした。

 不滅と言われた具志堅氏のV13に並ぶか。08年8月に王座を獲得してから5年以上にわたってベルトを守り続けた小関が、ついに手が届くところまでこぎつけた。計量をクリアしたあと「いつものように緊張しています」と語ったが、今回は100ラウンド以上のスパーリングを消化。そのうち半分以上は男子ミニマム級の選手2人を相手にハードな内容で鍛えてきた。「男子が相手だとパワーは通用しない。スピード、技術の引き出しを増やさないといけない」と、さらなるレベルアップを図ってきた。

 挑戦者のアンゴーは17歳ながら10歳からムエタイのリングに上がり、アマ・プロを通じて70戦のキャリアの持ち主。「パンチがあって戦い慣れしている」と警戒を強めるが、父・潤一さん(66)が鉄分不足を補うためにひじきやホウレン草の料理でサポート、体調面での不安はない。

 「前半は相手のパンチをもらわないように気をつけて、後半に勝負をかけたい」。パーフェクトな勝利で金字塔を打ち立てる。

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