王者・山中慎介が計量一発パス
10日に東京・両国国技館で行われるWBC世界バンタム級タイトルマッチの計量が9日、都内で行われ、5度目の防衛戦に臨む王者山中慎介(帝拳)はリミットちょうどの53・5キロ、また、挑戦者アルベルト・ゲバラ(メキシコ)はリミットを200グラム下回る53・3キロでともに一発でパスした。
計量直後に水分を補給したチャンピオンは、「元気になりました。減量はいつもと同じだったけど、全体的に体が大きくなっている。相手の印象?やっぱり小さいですね。腹も弱そう」と身長、リーチとも上回っているだけに余裕のコメント。
2度目の防衛戦からKOが続いており、今回は4連続ノックアウトの期待がかかる。ゲバラは足を使って動き回るタイプだけに、いかに踏み込んで距離を詰めるかがポイントになりそうだ。「改めてビデオを見たが、怖さはない。序盤は足を使ってくるイメージがある。上を攻めるか、下を攻めるかは臨機応変に戦いたい。自信はあります。強烈なのが見られますよ」と堂々のKO宣言が出た。
