「江藤3兄弟」光喜がタイで王座奪取!

 WBAフライ級暫定新王者となりインタビューに答える江藤光喜=バンコク(共同)
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 「WBA世界フライ級暫定タイトルマッチ」(1日、バンコク)

 ボクシングのWBA暫定世界フライ級タイトルマッチが1日、タイ・バンコク郊外で行われ、同級7位の江藤光喜(白井・具志堅)が、3-0の判定で、暫定王者のコンパヤック・ポープラムック(タイ)に勝ち、世界初挑戦で暫定王座を獲得した。

 「江藤3兄弟」の長男として売り出し中の江藤は沖縄出身の25歳。これまで国内外のタイトル獲得実績はなく、元WBC世界ライトフライ級王者でもあるコンパヤックとの経験の差は歴然だと思われたが、序盤から果敢に攻めた。初回にスリップと判定されたが、左フックで倒すなど好スタートを切り、2回以降もコンパヤックのボディー攻めに一歩も退かず応戦。猛ラッシュに出た最終12回に右フックから左フックをクリーンヒットさせて連打で勝利を決定づけるダウンを奪う。スコアは114-113が2人、116-111が1人で江藤を支持した。日本人選手が18戦17敗1分けと世界戦で一度も勝っていないタイの地で、暫定王座とはいえ大金星を挙げた。江藤の通算戦績は17戦14勝(10KO)2敗1分け。

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