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小橋、道場で最後の練習「あとは本番」

 「小橋建太引退記念試合」(11日、日本武道館)

 日本武道館での引退試合を翌日に控えた小橋建太(46)が10日、東京・有明のノア道場で、現役最後の練習を行った。リング上での受け身やチョップ練習を含め、最終調整は早朝から約3時間に及んだ。2000年のノア旗揚げ以来、慣れ親しんだ場所で区切りをつけた小橋は、寂しさを明かしながらも「あとは本番だけ」と決意のまなざし。いよいよレスラー生活25年の集大成となるラストマッチへ出陣する。

 地道な練習で強じんな体をつくり上げ、トップレスラーへ上り詰めた小橋が、道場に別れを告げた。最後の日も入念に約3時間、実戦的な動きを含めて汗を流した。13年間の感謝の思いを込めた最終調整を終えると、「道場はいいもの。神聖な場所でもあるし、(自分にとっては)気楽にいける場所でもあった」と感慨深そうに話した。

 昨年12月9日の引退表明後も連日、通いつめた。「最後を決めたら、大体の人は気が抜けて練習をしなくなるけど、オレは逆」。腎臓がんを患い、06年7月に右腎臓を摘出しただけに、細心の注意を払ってきた。「前みたいに体を大きくすることは難しくなったけど、自分のできることをやっていこうと」。老廃物を増やすたんぱく質は控え、主にアミノ酸を摂取。両ひざの状態も考慮し、5カ月間は体重を約105キロでキープした。

 「(1月23日の)引退試合の日程発表から時間の過ぎるのが早かった」。焦りも感じたが、決戦前日に光明が見えた。この日、日本テレビの取材用で練習相手を務めた井上雅央(43)は、短文投稿サイトのツイッターに赤く腫れた胸の画像を掲載。「久しぶりに小橋さんのチョップを受けました。威力は変わらず、むしろ重くなっています」と仕上がりに太鼓判を押した。撮影用に当初は手加減していた剛腕から、最後は“戦闘モード”のマシンガンチョップが放たれた。

 昨年2月以来の復帰戦がラストマッチとなる。「四半世紀やってきて、プロレスラーという肩書がなくなるわけだから寂しさはある」。25年間のレスラー生活に終止符を打つ鉄人は、嵐のような小橋コール、躍動する自身の姿を思い描いている。「あとは本番だけ、いい形で迎えたい」。5月11日、小橋建太が完全燃焼する。

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