一翔、9月に指名試合か 父が明かす

 ボクシングのWBA世界ダブルタイトルマッチから一夜明けた9日、そろって初防衛に成功したライトフライ級王者の井岡一翔(24)とミニマム級王座の宮崎亮(24)=ともに井岡=が、大阪市内の所属ジムで会見した。一翔の次戦について、同席した父でプロモーターの一法氏は、WBAから課される指名試合になりそうだとの見通しを明かした。3階級制覇を視野に入れる若き無敗王者は、しばらくは現在の階級で拳を磨く。

 一翔の次の戦いの舞台が、うっすらと見えてきた。父でプロモーターの一法氏は「一翔は強制指名試合になりそうだといううわさを聞いている」と明かした。大みそかにも試合を行うことを考慮すると、時期は9月ごろが濃厚。対戦相手には、WBA世界ライトフライ級1位のアルベルト・ロッセル(ペルー)らが候補に挙げられる。

 次の選択肢について、一翔は「僕はライトフライのチャンピオンですし、一番に考えるのは防衛戦」と話した。この階級では2戦連続KO勝利中だが「毎試合、自分のVTRを見て、もっとパワーがあったらなと思う」と満足していない。今後もパワーアップを図るつもりだ。

 テレビ中継された試合の視聴率は、関西で平均18・7%、最高22・2%を記録。ボクシングでは高い数字だが「うれしい気持ちもあるけど正直しっくりこない。少しでも多くの人に見てもらいたい」と表情はくもり気味。注目度アップのためには勝ち続けるしかない。

 V1のごほうびとして、おじの弘樹会長から、スーパーカーのランボルギーニ・ムルシエラゴをプレゼントされることが決まった。日本に3台しかないというスペシャルカラーのエメラルドグリーンで、値段は4500万円という超高級車。納車は近日中の予定。「今は目先にあることに向かって走り続けていきたい」。スーパーカー並みの馬力で、運命に導かれるままに突き進む。

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