大地、新成人の誓いは「恩返し」

 ゼロワンの橋本大地(20)が14日、横浜市の横浜アリーナで行われた「『成人の日』を祝うつどい」に参加し、地元の仲間と旧交を温めた。左とう骨骨折で欠場中の大地は、20歳の誓いとして「恩返し」の言葉を選択。復帰後のベルト奪取で、支えてくれた周囲に応えたいとした。また、「一緒にお酒を飲みたかった」と、亡き父・真也さんへの思いを明かした。

 成人の誓いは「恩返し」に決めた。雪が吹きつける会場に、3文字をしたためた書を持参した大地は「約2年プロレスラーとしてやってきたけど、ファンの方や周囲の方に支えて頂いた。ベルトを取るという形で恩返しできれば」と、真剣な表情で思いを口にした。スーツで隠れた左腕を負傷中。復帰目標の3月以降に、初の王座を目指して一からやり直す。

 晴れの姿を父に見せたかった。まだ13歳だった05年7月に帰らぬ人に。同じレスラーの道を選んだ大地は「『おかげさまで20歳になれました』と報告したい」と明かした。さらに「一緒にお酒を飲みたかった。楽しそうですね」と続け、明るく無邪気だった父を思い浮かべた。

 母・かずみさん(46)は「(父親に)20歳になった姿を見せてあげたかった」と話した上で、「成人として時間を守ることとか、しっかりして欲しい」と、大地への注文を忘れなかった。

 普段テレビを見ない大地は、同学年で知る有名人は、きゃりーぱみゅぱみゅ(19)、AKB48・峯岸みなみ(20)、HKT48・指原莉乃(20)ら数えるほど。それでも、「たとえ稼ぎでかなわなくても、同世代の人たちからすごいと思われたい」と、負けん気の強さをのぞかせた。

 この日、成人式取材のテレビカメラを見つけたゼロワン関係者が売り込み、2局から取材を受けたが、“破壊王二世”の顔は認知されていなかった。ベルトを取れば「橋本大地」が浸透するはず。“恩返し”と同時に、誰もがあこがれる“すごい男”になってみせる。

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