外国人選手に血液検査義務付け要望
東日本ボクシング協会の理事会が17日、都内で行われ、日本で試合を行う全ての外国人選手に血液検査を義務づけることを、年明けにもJBCに強く要望することが決まった。
16日(日本時間)に米・ヒューストンで行われる予定だったWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチが、試合前の血液検査で王者・ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)の挑戦者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)にHIV感染の疑いがあることが分かり中止になった。それを「重く受け止めた」と大橋秀行同協会会長。元同級王者のプーンサワットは来日経験があり、細野悟(大橋)の挑戦を退け、李冽理(横浜光)に王座を奪われている。
血液検査は、世界戦では認定団体が義務づけているが、その他の試合では行われていない。JBC関係者はこの件について、「(費用は)プロモーターの負担になる。今は昔よりも、みなさんが感染症に敏感になっているので、考える契機かもしれない」と話した。