永田、矢野撃破でG1初白星

 「新日本」(3日、後楽園ホール)

 ミスターIWGP・永田裕志(44)が矢野通(34)を撃破してG1クライマックス2日目で初白星。「やはりG1だな、夏だな!オレは充実して生きてるな!」と、反転攻勢の手応えをつかんだ。

 グレコローマンで天皇杯を制した日体大・永田と大学4冠の日大・矢野らしく、序盤2分間は本格的なレスリングの攻防に。その後は矢野得意の乱戦に巻き込まれた永田だが、大☆中西ジャーマンで逆転。この日3度目のトライで延髄斬りを決め、バックドロップホールドで引導を渡した。

 永田は「頭脳派、カウンターを狙ってくるところが日大レスリング上がりだな。矢野のルーツが見えた。日大系のイヤらしいレスリングの」と解説。「でも、日体大は若さでも駆け引きでも馬力でも負けない!」と、胸を張っていた。

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