今季の日本フィギュアスケート界は話題が盛りだくさんで大きな注目が集まっている。いよいよ先週からシニアのグランプリシリーズ(GP)が開幕。そんな中、四大陸選手権女王として新シーズンを迎えた青木祐奈は第1戦のフランス杯(10月23日~25日)に参戦し、SPでトップ、フリーで5位の合計200.62点で4位となった。昨季、NHK杯でGP初表彰台に乗り、初めて出場したISUチャンピオンシップの同選手権で初優勝するなど大きな飛躍をついに遂げた青木が、これまでの道のりを振り返り、どんな未来予想図を思い描いて今季に臨むのかを聞いた。

気負わずに自分らしく

ここ数年は毎年、現役続行か引退かを悩みながら、今季も覚悟を持って好きなスケートに全力を傾けて挑戦することを決めた年女の24歳がそこにいた。

「昨シーズンも続けるかどうかまず悩んでいました。中庭(健介)先生から『まだ見ていたいな』という言葉もあり、自分もまだ成長できるという気持ちがあったので、続ける決意をしました。オリンピックシーズンでしたが、その意識は全くなく、プログラムを良いものにしたい一心で、自分が納得できる笑顔で終われたらと考えながらやっていました。そして、やってきたことが結果として実って、とても嬉しかったですし、何より四大陸選手権優勝という結果で恩返しできたのは良い瞬間でした。ただ、その前にあった全日本選手権(過去最高の5位)でやり切ったという気持ちが大きく、四大陸は自分にとって初めてのチャンピオンシップだったので、ありがたい機会として全力で楽しもうと思って臨みました。結果にはあまりフォーカスせず、とにかく楽しもうとやった結果が優勝でした。狙っていたというより、純粋に自分がやってきたことができたという感覚です。 ただ、『四大陸女王』と呼ばれることで重みを感じ、いままであまり感じたことのないプレッシャーが出てきました。今季はそれを力と自信に変えて、気負わずに自分らしく挑戦していきたいです。応援してくださる皆さんに、成長した姿を見せられるよう頑張ります」