文字サイズ

「災害に強い町」は一人一人の気持ちから

 ハイヒール・リンゴ
1枚拡大

 世界で発生するマグニチュード6の地震の約20%が日本近辺といわれるほど地震が多い国だが、今年はさらに台風、豪雨にも見舞われた。そんななか被災した方たちは、助け合い復興に当たっている。ハイヒール・リンゴも、人と人とのつながりこそが「災害に強い町づくり」ではないかと語った。

   ◇  ◇

 今年は地震や台風、豪雨で多くの地域が被災し、『災害に強い町』について考えさせられました。

 9月に北海道を襲った地震で札幌も最大震度6弱を観測。電気も止まり、多くの人が困難な生活を余儀なくされました。そんななか歓楽街ススキノの風俗店ではなんと500円でお風呂を解放。自宅が壊れ風呂が使えなかった人や観光客、公共の入浴施設を利用しづらいLGBTの人が利用されたらしいです。

 この件がどれだけスゴい事なのかを、友人の子供に説明した時の事。「そこはお風呂なんでしょ?」って、素朴な質問が返ってきた(笑)。いわゆるお風呂じゃないけど、お風呂なんだな。古い言葉で言ったら『特殊浴場』。ただ性的な場所だけじゃなく、都道府県単位で価格設定された銭湯以上の入浴料を取る、スーパー銭湯やサウナも『特殊浴場』と言うそうだから、まったく知らない子供に“ススキノのお風呂”の説明には困りはてました(笑)。

 また北海道でシェアNo.1コンビニのセイコーマートでは、甚大に被災した店舗以外、95%以上が営業したそうです。停電時には車を使って電源を確保する用具や、非常用の会計端末が全店舗に配布され、マニュアルもきっちりあったおかげで、被災直後から営業できたといいます。

 さらに大小いろいろなお店が「廃棄するくらいなら」と、食材を利用して炊き出しをしたり、スゴく助け合っていた。セイコーマートのような準備も、人とのつながりも、スゴく「ちゃんとしている」と感じました。

 関西も最近地震が多い。友人の一人はお風呂の湯を翌朝に抜く事を習慣としていて、地震で水が止まった時、その湯をトイレを流すために使ったそう。それを家族だけで使うならよくある話なのですが、その友人はマンションの掲示板に「トイレの水、使えます」って張り紙をしたそう。「一人ずつの使用は水がもったいないので、家族単位で来てください」って。いつ水が復活するかわからないなか、この行動はできるようでなかなかできない。あいさつ程度のお付き合いしかない方もいる、同じマンションの住人のために、行動を起こした友人はスゴイなと思いました。

 今はSNSで「他人と世界がつながる時代」とよく言われますが、このような「アナログ」的な対応も大切だと思います。「災害に強い町づくり」は、まず一人一人の気持ちから、なんですね。

関連ニュース

    デイリーペディア

    編集者のオススメ記事

    リンゴのつぶやき最新ニュース

    もっとみる

    ランキング

    主要ニュース

    リアルタイムランキング

    写真

    話題の写真ランキング

    注目トピックス