大阪地震で生かせた教訓と役立たなかった備え

 大阪北部地震から1週間。ハイヒール・リンゴも1995年の阪神・淡路大震災以後を経験して「役に立たなかったもの」「経験が生かせたこと」があり、改めて地震への備えの大切さを実感。また大阪・枚方市PR大使を務めていることから、菅官房長官の誤読に残念そうな様子も見せた。

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 地震から1週間がたちました。私も阪神・淡路大震災の経験から、いろいろと備えていましたが、結局役に立たなかったこと、逆に生かせたことがありました。

 2年前にわが家をリフォームしたときに、寝室の壁には何も置かないようにしていました。リビングの絵画はプラスチックの額にし、テレビも壁に取り付けた。だから大きな被害はなかったんですが、間接照明でおしゃれにした棚に飾っていたものは、落ちて割れてしまいました。危ないとはわかっていましたが、毎日の生活が殺風景になるのもな~と思って飾ってしまっていたんです。

 また防災グッズもいろいろと買いそろえていました。汚水を浄化して飲めるようにするものだとか、バケツを簡易トイレにできるものだとか。それらを1つの箱に集めていたんですが、いざ地震となると、その箱は納戸の奥の奥にあってすぐ取り出せない。もちろん買い集めた当初は、取り出しやすい場所に置いていたのですが、普段使わないからいつの間にかどんどん奥に。反省しました。

 そんななか前回の経験を生かせたのが、(1)マンションの玄関のドアを半分開けておくこと、(2)浴槽に水を貯めておくこと、(3)ガスの元栓を確認すること、そして枚方に住む母に(4)地震直後に電話をしたこと、でした。玄関のドアは曲がってしまい部屋に入れないのを防ぐため。ためた水は、もちろん飲み水にもトイレにも使えます。電話も時間がたつほど通じにくくなるので、すぐに連絡することで安否確認もスムーズにできました。

 母への電話では、手短に私がしたのと同様のことをするように、さらに避難場所の確認を伝えました。母に被害状況を聞くと、食器が飛び出して割れたそうです。食器棚には揺れても観音開きの扉が開かないように止めておくグッズをつけていたのですが、これもまた面倒で使っていなかった。ついつい利便性に流れてしまうんですね。私の防災グッズも含め、もう一度きちんと備え直さないといけない。

 それから今回気になったのが…菅官房長官が、地震の会見で「枚方」を「ひらかた」ではなく「まいかた」と誤読されたこと。私は枚方市のPR大使をさせていただいていますが、まだまだ知名度が低いのを今回の地震で痛感しました。だからちょっと言わせてください「マイカタちゃいます、ひらかたです。枚方市」と。

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