【にしたん社長の人生相談 お悩みクリニック】大学4年間、迷いながら進む時間こそが大きな財産に

 にしたんクリニックなどを展開するエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長があなたの悩みに答えます。

 【相談】 第一志望ではないものの、どうにか私立大学の文系学部に入学しました。10代女性です。受験生の期間は「とにかく合格」が目標でしたが、いざ通い始めるとなると将来の具体的なビジョンが何もない自分に気づき、不安でいっぱいです。周囲には中卒、高卒で働き始めた友人や、看護・教育学部で目標に向かって生き生きしている友人がいます。どうしても自分と比べて落ち込んでしまいます。選択肢が広いと聞いて漠然と文系を選んだものの、逆に何を目指せばいいのか分かりません。4年間をどう過ごせば後悔しないでしょうか。

 【回答】 ご相談ありがとうございます。

 大学入学おめでとうございます。まず、その一歩をきちんと踏み出したこと自体とても立派なことだと思います。受験の期間は「合格すること」が目標になりますから、いざ入学してから「この先どうすればいいのだろう」と感じる人は実はとても多いものです。あなたが感じている不安は決して特別なものではありません。周囲を見れば、すでに働いている友人や、看護や教育など明確な道を歩んでいる友人がいる。そういう人たちを見ると、自分だけが遅れているように感じてしまう気持ちもよく分かります。ただ、人生はスタートの形が違うだけで優劣がつくものではありません。むしろ文系学部のように選択肢が広い環境は、「自分が何を面白いと思うのか」を見つけるための時間を持てるという意味で、とても価値のある場所でもあります。

 私自身の経験を振り返っても、10代や20代前半の段階で人生のビジョンがはっきりしている人の方がむしろ少ない。多くの人は、さまざまな経験をしながら少しずつ自分の進みたい方向を見つけていきます。ですから、今「何を目指すべきか分からない」と感じていることを焦る必要はありません。

 大学の4年間を後悔しないために大切なのは「正解を探そうとしすぎないこと」です。代わりに、できるだけ多くの経験をしてみることです。授業で興味のある分野を深く学ぶのもいいでしょうし、アルバイトやインターンで社会の現場に触れるのもいい。サークルやボランティア活動を通じて、人との関わりの中で自分の価値観を広げていくのも立派な学びです。

 そしてもう一つ大切なのは人と比べすぎないことです。友人がどんな道を歩んでいるかは、その人の人生です。あなたにはあなたのペースがあります。人と比べるよりも、「昨日の自分より少し前に進めているか」を基準にしてみてください。それだけで心はずいぶん軽くなります。

 将来のビジョンというのは、頭の中で考えているだけではなかなか見えてきません。実際に行動し、いろいろな世界を見て、さまざまな人と話す中で少しずつ輪郭ができてきます。今のあなたに必要なのは、完璧な計画ではなく「やってみる勇気」だと思います。

 4年間という時間は長いようでいて、振り返るとあっという間です。どうか自分の可能性を小さく決めつけず、いろいろなことに挑戦してみてください。迷いながら進む時間こそが、あとから振り返ったときに大きな財産になります。あなたの大学生活が、たくさんの出会いと発見に満ちたものになることを心から願っています。

 ◆西村 誠司(にしむら・せいじ)1970年生まれ、愛知県出身。「イモトのWiFi」「にしたんクリニック」などを展開するエクスコムグローバル株式会社代表取締役社長。名古屋市立大学を卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。2年で退職して25歳で起業、現在年商333億円に成長。TikTokフォロワー数7万6000人。

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