【にしたん社長の人生相談 お悩みクリニック】50代で体の変化に不安「若い頃の自分に戻ろうとしない」

 にしたんクリニックなどを展開するエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長があなたの悩みに答えます。

 【相談】 50代男性です。ここ数年、体の変化が一気に出てきました。お腹に脂肪がつき、他にも頻尿や加齢臭、髪の悩みなど多岐にわたります。夜の生活もほぼなくなりました。誰かに話すのは恥ずかしく、病院に行く勇気もありません。「男として終わったのか」と落ち込む一方で、年齢のせいだと諦めるのも悔しいです。できれば前向きに対処したいのですが、どうしたものでしょうか。社長は自信に満ち溢れているように見えて非常にうらやましいです。

 【回答】 ご相談ありがとうございます。

 ここまで率直に書いてくださったこと自体とても勇気のいることだと思いますし、その姿勢をまずは大切にしてほしいと思います。50代という年齢で体の変化が一気に押し寄せてくる感覚--それは決してあなただけのものではありません。多くの男性が同じような戸惑いや不安、そして言葉にしづらい恥ずかしさを抱えています。

 「男として終わったのか」という思いが頭をよぎるのも無理はありません。体型、匂い、頻尿、髪、夜の生活。どれも“若い頃は意識せずに済んでいたもの”だからこそ変化に直面したときの落差が大きい。しかも、それを気軽に話せる相手がいない。だから一人で抱え込み「年齢のせいだ」と自分に言い聞かせながら、どこか納得できずにいる。その苦しさは、とてもよく分かります。

 ただ、はっきりお伝えしたいのは、今感じている変化は「終わり」ではなく、「フェーズが変わった」というだけだということです。若さを基準にした自分像から次の段階に移行する時期に来ている。そこをどう受け止め、どう手を打つかで、この先の10年、20年は大きく変わります。

 私自身、自信に満ち溢れているように見えるかもしれませんが、何も考えずにそうなっているわけではありません。体の衰えや不調は私も同じように感じています。違いがあるとすれば、「見ないふりをしない」「恥ずかしさより現実を優先する」と決めていることくらいです。

 病院に行くのが恥ずかしい、という気持ちはとても自然です。でも、医師にとっては、あなたの悩みは“日常”です。頻尿も、加齢臭も、性機能の変化も、すべて診る側からすれば珍しくも何ともない。むしろ、早く相談すれば対処できることが多い。放っておいて悪化させるほうが、あとで後悔します。

 また、すべてを一気に変えようとしなくていい。まずは一つでいいんです。たとえば軽く体を動かす習慣をつくる。食事を少し見直す。寝る時間を整える。どれも地味ですが体は正直です。少しずつでも必ず反応します。そして、体が整い始めると気持ちも連動して変わってきます。

 夜の生活についても、「なくなった=終わり」と決めつける必要はありません。年齢とともに形が変わるのは当たり前ですし、必要であれば医療の力を借りる選択もあります。それは弱さではなく前向きな対処です。

 大切なのは、「若い頃の自分に戻ろう」としないことです。比べる相手が過去の自分だと、どうしても苦しくなる。これから先は、“今の自分をどう快適に保つか”“どう自分を好きでいられるか”が軸になります。

 あなたは終わっていません。むしろ、ここからが本当の意味での“自分の体と向き合う時期”です。恥ずかしさを超えて一歩踏み出した人から、ちゃんと前に進めます。どうか諦めず、現実から目を逸らさず、自分を雑に扱わないでください。それだけで景色は少しずつ変わっていきます。

 ◇西村 誠司(にしむら・せいじ)1970年生まれ、愛知県出身。「イモトのWiFi」「にしたんクリニック」などを展開するエクスコムグローバル株式会社代表取締役社長。名古屋市立大学を卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。2年で退職して25歳で起業、現在年商333億円に成長。TikTokフォロワー数7万6000人。

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